水曜日は週のうち唯一まともな時間に帰れる日。
つい気分が浮かれて梅田から一駅ぶん歩き、なつかしい商店街を散策。バーみたいな熱帯魚屋ができていたり、好きだった古本屋が見つからなくなっていたり。
あれから何年?
終電まぎわの電車で帰る毎日。仕事は楽しく、やりがいにあふれている。給料はまあ仕方ないな。そのかわり自由時間もそれなりにあって、音楽活動もできる。
これでバイクがあれば最高なんだけど、まだ修理待ちだ。買い換える余裕はない。あったとしても、やっぱりあのバイクにまた乗りたい。
でも昔は嫌いだった電車通勤にもよいところがあることがわかった。考える時間や、音楽を聴く時間や、読書の時間がたっぷりあることだ。最近読んだ中でよかったのは『小川未明童話集』。やっぱり音楽と文学はどうあっても古いもののほうがいい。いや、必然的にいいものが残っているということか。