夜のお供にサイレントギターはいかが。
仕事の都合上完全なる夜型生活となってしまっているので、このギターは重宝している。これなら午前3時に思いっきりラスゲアードを掻き鳴らしてもまず壁ドンされることはない。
そこまでしてギターを弾きたいのかという話である。弾きたいのである。時間と体力が許すかぎり弾いていたいのである。
同じシリーズのサイレントアップライトベースを自宅練習用に使っていたことがある。基本的な構造は同じで、アコースティック楽器からアコースティックな共鳴部分を取っ払ったような不思議な代物だ。
このシリーズにはスチール弦のアコギ版とナイロン弦のクラギ版があって、僕が使っているのはナイロン弦のほう。弦長650mm・上駒52mmと一般的なクラシックギターと同じ仕様で、指板もエボニーである。胴がないので抱えた感じはまるで違うが、演奏性はとてもよくできている。音質はヘッドフォン直ではピエゾ感が強いものの、アコースティックアンプ等で補正すればライブでも遜色なく使えるのではないかと思う。
このギターで主にクラシック(あるいはクラシックギターのために書かれた現代の曲)を練習しているが、外ではもっぱらアコギで歌の伴奏に回ることのほうが多いのでスチール弦のほうも欲しくなっている。