daichis2011-09-17

レッスン用のアコギを探しているときほぼ第一候補に絞り込んだ機種がありました。店頭で試奏して感触は良好。ネットで調べても安定した品質で個体差が少ないという定評のあるメーカーです。
これなら通販でも大丈夫だろうと思って買いました。これが失敗だった。強烈なデッドポイントがありました。
デッドポイントというのは単純に言うと「鳴らない音」です。通常「ポーン」と鳴るところが、特定の音だけ「ポン」と短くしか鳴らない。これはどのギターにも原理的に必ずあるそうなのでいわば程度問題ですが、ひどいのが一箇所でもあるとそのギターは使い物になりません。
幸い返品できたのでよかったんですが、その問題以外は感触のよいギターだっただけに残念で、未練がましく楽器屋で見つけるたびに試奏していました。
するとですね、やっぱりあるんですよデッドポイントが。それもかなりの確率です。同じ機種だけでなく上位機種にもありました。
店員に訊くと、「実は…」という感じで話してくれました。ネットにはまったく流れていない話です。これだけのギター愛好家が日々ネットで情報をやり取りしているのに、誰も気づいていないのか、気にしていないのかわかりませんが、検索しても全然ヒットしません。業界の人は知ってても黙ってるでしょうね。売れ筋商品だから売上に響くもんね。
メーカー名は書きませんが、近年エレアコが非常に人気のあるブランドです。決して安くはありません。試奏の際は5弦8フレットのF周辺を注意してチェックすることをおすすめします。