新幹線に乗ったのは何年振りであろうか。しかも「のぞみ」は初めてかもしれない。未体験の速度に身体が圧迫され苦しかった。飛行機は大丈夫なのだが。
しかしぶっさいくな電車である。だんぜん「ひかり」のほうがかっこよろすい。それに望みなどという抽象概念が光より速いとはアインシュタインもびっくりではないか。「特殊相対性理論によってひこぼしが願い事を叶えてくれるのは早くて34年後、おりひめなら50年後になるよ」と子どもたちに教える必要がなくなるではないか。