すべての楽器は歌である。
歌わない楽器はただの音の出る道具だ。
こういう言い方は精神論めいていていけ好かんのであるが、そう思うのだから仕方がない。だからといって自分がそれをできているかどうかはまた別の問題である。じつはずっと以前から気づいていたことであるが、なぜかいま言葉にしておかねばという気がするから書いておくことにした。たぶん数日後に恥ずかしくなって消すと思いますので勘弁してください。
歌いやすい楽器と歌いにくい楽器がある。私の弾ける中でいうとウッドベースアコースティックギター>エレクトリックギター>エレクトリックベースという順序になろうか。もっとも演奏の困難なウッドベースがいちばん歌いやすく、得意なはずのエレクトリックギターで歌うのは難しいように思うので、得手不得手の問題ではないようだ。エレクトリック楽器は歌いにくい。それは歌がアコースティックなものであるからだろう。
さて、北へ向かいます。